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セカイ通信 MONACO篇 | Vol.1

大人のリゾート、モナコ公国♡

   Text : Yurie Hatanaka

Bonjour.(ボンジュール)

突然ですが、”モナコ公国”ってどこに位置するかご存知ですか?
ヨーロッパの、フランスとイタリアに隣国する、地中海沿岸地方コート・ダジュールに面した小国です。ちなみに世界で一番小さい国は、バチカン市国。その次に続くのが、モナコ公国です。国連加盟国の中では世界最小となります。面積はおよそ皇居の2倍程といわれているので、どのくらい小さいかはイメージいただけることでしょう。

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ここには、おとぎの話のような世界が存在します。かつてハリウッド女優だったグレース・ケリーが、カンヌ映画祭に参加するために南フランスを訪れた際、雑誌の取材インタビューがきっかけでモナコ公国の君主であるレーニエ3世と出会い、求婚され、人気絶頂の中女優業を引退して結婚をされます。

昨年日本でも『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』の映画が上映されたので、記憶に新しい人も多いと思います。女性だったら一度は憧れるようなストーリーではないでしょうか。

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私はモナコ公国と関わりをもつようになって、25年以上が経とうとしています。

人生には、どんなきっかけがやってくるかわからないものです。大学生の冬休みに、英語の勉強を兼ねてはじめてロンドンを訪れました。しかしタイミングが悪かったというのか、ちょうど湾岸戦争が勃発したのです。ロンドンはテロが多く危険だったため、一時的にパリへ移動することにしました。冬のロンドンやパリは、朝8時を過ぎてもどんよりとした灰色な空模様が続き、夕方4時頃にはすでに暗くなり始めます。
気分的に重い感じになっていた私はある週末を使って、太陽の輝くコート・ダ・ジュールへ行ってみました。紺碧の海に、元気に輝く太陽、水平線を照らす月明かり・・・。パリでは感じることのできなかった、色鮮やかな世界がひろがっていました。

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この辺りはニースやカンヌといった世界的に有名なリゾート地が続きますが、中でもモナコ公国は別格でした。大学生の私が行くような場所ではなかったと今更ながらに反省をすることもありますが、モナコで最高級ホテルといわれる「ホテル ド パリ」に着いた時、その建物を見て足がすくむような感覚に見回りました。

重厚感のある造り、華やかな広場、高級車、優雅に振る舞う人々。ホテルに入るための階段には、レッドカーペットが敷かれていました。レッドカーペットは、特別な人が歩くものと思っていましたが、私はその上を歩いていたのです。そして最後の階段に足をのせる直前に後ろを振り返ってみると、そこには過去に目にしたことの無いような美しい世界が存在していたのでした。

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その時私は、「ここにいる私が、一番輝いているかもしれない」と思いました。人のリズム、風心地、香り・・・私が好むすべての感覚がここに揃っていたのです。きっとこの国が私を成長させてくれると確信した私は、それ以来モナコ公国に恋に落ちたのでした。

それから、仕事の立ち上げ、結婚や出産もしてきましたが、現在はモナコ公国を拠点に、世界中を飛び回る生活をしております。”自分の人生を生きるのが一番のしあわせ”だと思っています。それはモナコ公国で出会った素敵なマダム達とお付き合いをさせてもらいながら学んだことです。

楽観主義。この国には、この言葉がピッタリです。

ラテン人の多いいモナコ公国の皆さんは、とにかく社交好きでいらっしゃいます。食べることが好き、踊ることが好き、話すことが大好きです。悩みを引きずっていたり、くよくよしている人なんて出会ったことがありません。

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毎晩のように、あちらこちらでパーティが開かれ、その場を100%楽しんでいるのです。

もしも、人生に疲れている方、しあわせが見つからない方がいらっしゃったら、この夏はモナコ公国でゆっくりバケーションされることをお勧め致します。

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ではここで、気分の高まるモナコ公国の過ごし方をご紹介しましょう。先にお伝えしておきますが、決して団体ツアーでは来ないでください。モナコ公国の魅力は、プライベートで来てはじめて感じていただける場所だからです。

モナコ公国には空港はありません。ニース空港からバスやタクシーを使って入国することもできますが、ぜひヘリコプターでお越し下さい。約7分間のフライトです。コートダジュールの海を遊覧飛行しながら、モナコ公国に到着です。気分はすっかり映画「007」の主人公ですよ。

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そしてお泊まりはもちろんホテル ド パリ!!と書きたいところですが、なんと現在は大改装中のため、お勧めはしておりません。それよりも、同系列のエルミタージュホテルや、中世のフィレンツェの宮殿をイメージしたメトロポールホテルが素敵です。

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メトロポールホテルのメインダイニングは、「ジョエル ロブション」です。また、ロブション氏がプロデュースする日本料理店「YOSHI」は、料理、インテリアともに、現地でも高い評価を受けています。

さらに、散歩にでかけるなら、グレースケリーのバラ園をお勧めします。手入れの行き届いたバラ園には、一年中様々なバラが咲いています。すべてのバラに名前が付いているので、ひとつひとつ見て回るのも楽しいでしょう。隣接する公園では、カモの親子が列をつくって歩いていたり、カメがゆっくり泳いでいます。

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そして、モナコ公国での一番お勧めな過ごし方は、何もしないことです。

時間に追われるような観光スケジュールを組んだり、ショッピングに走り回ったりするのではなく、プールサイドで本を読んだり、オープンカフェでカクテルを飲みながら空気を感じてみてください。それが一番の贅沢な時間の過ごし方です。

海外に行かれると、あっちもこっちも行きたくなりがちですが、モナコ公国は小さな国なので、急ぐ必要がないのです。サングラスをかけながら、ゆったりとテラスで朝食をとるのもいいでしょう。

どうでしょうか。こんな時間の過ごし方は、プライベートでないとできませんよね!

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ちなみに、今週末はモナコグランプリが開催されています。この時期はいつものモナコ公国とは違った、賑やかな顔に変身です。一般の道路を走るレースのため、学校や公共施設はお休みになります。車好きな方には、この週のモナコもお勧めです。

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私がお勧めする観戦スポットは、ホテル ド パリの特別テラス席です。ランチを頂きながら、レースを観ることができます。ここで同席する方々は、世界のトップクラスの方ばかりですから、ただのスポーツ観戦というよりも、社交の一環といった感じでお楽しみいただけます。
実は私、あまり車に興味があるわけでは無いのですが、仕事の関係上いろいろな場所から観戦させて頂いております。

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さて、これから定期的にモナコ公国よりコラムをお届け致しますので、皆さんどうぞ宜しくお願い致します♡

畑中 由利江
(Yurie Hatanaka)
モナコ公国に活動の拠点をおく国際マナー研究家。2003年にプロトコール・マナーを伝えるスクール「エコール ド プロトコール モナコ」を設立。スタート当初から現在にいたるまで「予約の取れないレッスン」として人気。
モナコ公国アルベール大公が顧問総裁を努める国連加盟慈善団体Amitié Sans Frontières - Internationale(国境なき友好団)の日本支部代表理事。
著書に「French in Style」(cccメディアハウス)、「美オーラ」(幻冬舎)、「上質美人になる「気品」の教科書」(大和出版)、「舞踏会に行きたくなったら」(青春出版)など。

エコール ド プロトコール モナコ
http://www.protocole.jp

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