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セカイ通信 ANTWERP篇 | Vol.6

フランスの田舎、ある、ある!

   Text : Hatsue Mogi

今回は毎年バカンスを過ごさせてもらっている、フランス南西部、ミディピレネ地方の小さな村からお送りします。ミディピレネ地方は大西洋と地中海に挟まる広大な地方、美しい自然と雰囲気のある素敵な村や南仏らしい明るさに満ちた街がいくつもあり、美味しいワインを産み出すぶどう畑が広がっています。冬が暗くて冷たい地方のヨーロッパ人の夏休みは太陽を求めてスペイン、ギリシャ、イタリアなどに移動するのが一般的ですが、こと”美味し国フランス”人に関してはフランスを出ることなく田舎で過ごす人が多いようです。

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というわけで、フランスの田舎のバカンスあるある!をご紹介しましょう。

1.バカンスには田舎の家族の別荘、または友人の別荘を利用する 。いわば押し掛ける(笑)
フランス人はホテルや民宿を利用することなしにバカンスを楽しめる方法を常に考えています。我が家に他人を泊まらせること、または他人に貸し出すことはごく日常茶飯事のフランス人、知り合いのいないイギリス人、オランダ人、ドイツ人、などは長期間の貸し別荘、キャラバンなどを利用するようです。
したがって同時期に複数の家族が逗留することもありますが、それはそれで気を使いすぎると言うことはなく楽しめるようです。

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2.皆、好きに行動する。
朝からDIYで家の修繕に励む人、川に水遊びに行く人、ひたすら本を読む人、グラスを傾けながらお喋りに興じる人、それぞれ自己責任で一日気ままに過ごします。自分の時間の過ごし方に文句は言わせません。

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3.土地の美味しいものに徹底的にこだわり、うちで料理して食べる。
アペリティフから始まり、夕食は全員で長い時間をかけてテラスでいただきます。食べることにかける情熱は、マルシェの熱狂的賑わいや、会話の中の食べ物に関する話題の占める割合からも十分にわかります。美味しい地ワインと降ってきそうな星を眺めながら和気あいあい、まずいものをだしたら、テラスでちゃぶ台返し、ありそうですね(笑)

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4.毎晩のように村のあちこちで大小のイベントがある。
今夜、村の広場では”脱穀のお祝い”と題してなんと1000人近い農民が一同に介してのディナー、私たちも参加してみました。その用意とお給仕はすべて村のボランティアのひとびと。伝統的な鳥料理がメイン、多少の時間の遅れも文句を言う人はいません。フランスは農民の国、時間は陽気にゆっくりと流れていきます。
翌日には小高い丘で、ジャズとディナーの夕べ。楽しみに行ってみると、昨日とは雰囲気の違う洗練されたテーブルセッティング、ボランティアのマダムたちもおしゃれしてイキイキと迎えてくれ、ジャズの調べも終始心地よい大人の空間でした。
実は大人も大人、シルバー世代がほとんど。日本の盆踊り?に匹敵するでしょうか。でも何かが違います。そう、決定的に違うのはシニアの男女が共にどこか色っぽい雰囲気をただよわせていること。まさに人生の夕暮れをカップルで心から楽しみたい、という意気込みがしっかり感じられます。

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5.史跡がそこここにあるので、エクスカーションにも事欠かない。
中世から続くこの村、少し車で走れば色々曰くのあるシャトーや小さな集落に行き着きます。どの村もそれぞれ歴史があり、遺跡や石の建物がそのまま残され、現在も住民が大切に村を守っている様子が分かり、訪れるたびに驚きがあります。

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6.ガストロノミー、必ず良いレストランが一つは存在する。
この地方には何と24人もの星付きシェフがいるので、小さな村でもミシュラン星つきのレストランがあり、洗練された味のお料理も味わえます。味にうるさい人達なので小さな村のレストランも決して侮れません。味も素晴らしいのですが、日焼けしてほてった肌とドレスを見せ合いながらいただく空間も女性にはうれしいですね。

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以上思いつくままに、並べてみました。
さて、ベルギーに帰ってみると、トマトや桃、メロンなどの味がいかにも薄くてがっかり。新玉ねぎも恋しい。なにより曇り空にため息、でも日焼けした腕はオゾンを思い切り吸い込んだことを知っています。
一つ深呼吸して。バカンスは、帰ってくるからバカンス。”ベルギー、あるある?”の長く暗い冬に向かってライフビタミンD補給完了です!

フランスの田舎よ、Merci ,また来年ね!

茂木 初恵
(Hatsue Mogi)
東京都出身、ベルギー在住20年。ベルギー人の夫、大学生の息子とジャックラッセルテリアとアントワープ郊外に暮らす。趣味は音楽、スポーツ。「無我夢中」の文字がしたためられた書を友人から贈られるくらい幾つになっても熱く、今だからこそわかる日々の楽しみを感謝しながら享受中。

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