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『似合う』があるハッピーライフ | Vol.9

骨格タイプ別 トレンチコートの着こなし

   Text : Harumi Nakajima

皆様こんにちは、中島はるみです。
トレンチコートの「トレンチ」の意味ってご存知ですか?

「トレンチ」とは、戦争で銃撃から身を守るために、陣地の周りに掘る溝(塹壕/ざんごう)の事で、トレンチコートは第一次世界大戦の際、軍用コートとして開発され、イギリス兵が塹壕内で着たことから「トレンチコート」の名がついたのだそう。
そのように、「トレンチコートの語源・由来」を調べると出ています。

トレンチコートといえば、バーバリーとアクアスキュータムがデザインも品質でも有名ですが、元々トレンチコート自体が軍用のコートで、戦う観点からの機能性を重視したコートだったわけですね。

アクアスキュータムは世界で初めて防水ウールを開発し、トーマス・バーバリーは糸の段階で特殊な防水薬品を染み込ませて綾織された、新素材「キャバジン」を開発しました。
近年、素材的には防水加工の綿、又はウールを用いる他、合成繊維や皮革も用いられるようです。素材にも歴史があります。

そして、軍用としての歴史の名残を見て行くと、肩の部分のエポレット(留めのショルダーストラップ)の役割は水筒や双眼鏡などを吊ったり、ベルトを掛けたりすることが出来るよう工夫されたもの。襟元にはチン・ストラップという帯が付き、手首にも寒さを防ぐストラップが付いています。更に、ウエスト位置のベルトは腹部を温かく保つと共に整ったシルエットの形を作るという役割があり、トレンチコートには特徴的な要素がいっぱいなのです。

機能性と美しいシルエットが特徴のトレンチコートですが、3つのタイプの中ではどのタイプが一番得意とするアイテムだと思いますか?

正解はストレートタイプです。

パリッとした素材感と直線的なシャープなライン、これはストレートタイプが一番得意とするポイント。ストレートタイプの方は、なで肩や鳩胸の方が多く、丸身を帯びた体を、ハードな素材と直線ラインが、きちんと体型を修正してくれるという役割があります。
また、きちんと感や正統派なイメージ作りは、ストレートタイプが得意とするところです。

それでは、トレンチコートが最も苦手なタイプはどのタイプでしょう?

正解はウェーブタイプです。

柔らかい素材や曲線を得意とするウェーブタイプには、素材や首や肩に付く装飾物がちょっとハード過ぎるのです。でも、あきらめなくても大丈夫!
苦手な物だって、ちゃんと着こなせる技があります。

3タイプの着こなしを絵でご覧頂きましょう。

ストレートタイプの方は、絵のようにウエスト位置でベルトをしたり、又はベルトで輪を作り、ベルトの先を上から通すワンテール結びをするなど、ウェストマークをして着用することをお勧めします。少しハードなトレンチコートも、品のある女性らしさを保ちながら着こなす事ができます。
プラスワンするならば、今年流行りのスカーフやマフラーはカシミア素材を是非チョイスして下さいね!!

曲線を得意とするウェーブタイプは、肩のエポレットなどカッチリした装飾が特に顔まわりにあると、ハードな印象を受けてしまいます。ぜひ得意なファー素材を投入し、顔まわりをふんわりとした印象にし、重心を上に見せていくスタイリングで着こなしましょう。
ファー素材と言っても様々ですが、ラビットなどふわっと柔らかい素材がお勧めです。
ウエストベルトは若干ハイウェスト気味でリボン結びにしたり、後姿を強調させるバックリボン結びなど、きゅっと可愛らしい印象に結ぶのがお似合いです。

ラフさが決まるナチュラルタイプは、きちんと着るよりざくっと、前もオープンで着るのも素敵です。コートのベルトはポケットにインして頂いたり、前を閉じるなら片リボン結びでルーズ&ハンサム風な着こなしがいいでしょう。
インナーにはざっくりとしたニットを着てもOK 。何と言っても、重ね着をしても着太り感が出ないのがナチュラルタイプの特権ですから!
また、合わせる小物は大判ストールを首にぐるぐる巻きにしてもかっこ良く決まります。ぱっと、襟元から長―くIラインを作るのもOK。とにかくラフに着こなす事をお勧めします。

トレンチコートは好きだけど、いまひとつ決まらない・・という方は、是非ご自身の骨格タイプを知って、その苦手を克服するポイントを知って、挑戦してみてください。きっとあなたに似合うトレンチコート、またトレンチコートの着こなし術があるはずです。
このコラムも参考にして頂ければと思います。
それでは、また次回をお楽しみに~☆

皆様、
素敵なクリスマスとお正月をお迎え下さいね!

イラスト協力 tingying

中島 はるみ
(Harumi Nakajima)
1964年神奈川県出身。1979年にキリンレモン6代目イメージガールとしてモデルデビュー。1983年よりファッションモデルとして活躍。多くのオートクチュールやハイファッションブランドの服に触れ、イッセイミヤケで念願のパリコレデビューも果たす。その後、結婚して引退したものの、7年のブランクを経て光文社の雑誌VERYで復帰。同じく光文社の雑誌MARTでは創刊号より専属モデルとして表紙、連載ページも担当。ファッションに関わり続けてきたキャリアをフルに活かし、現在は骨格スタイルアドバイザーとして第3のキャリアに邁進中。骨格に基づくメソッドで、体系別の「似合う」探しをサポートしています。
http://haruminakajima.com

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