隠れたカリフォルニアワインの名所、Malibu(マリブ)
Vol.3に引き続き、マリブのワイナリーをご紹介します。
ロサンゼルスの太陽に爽やかなワインはベストマッチ。日本ではなかなかお目にかかれないワインもあるので、ロサンゼルスに行かれるワイン好きの方はぜひ訪れてみてくださいね。
Part2 Malibu Vineyards
創業者/オーナーのJim Palmer氏ある日、フランス人の友人からワイン用のぶどう作りに適している土地はどんなであるかという話を聞き・・・、いつか家を建てようと思って購入していた土地がそれに当てはまるのではないかとひらめき・・・。すぐに大学の農学部研究所に土壌検査を試みたところ、なんと結果がパーフェクト!適しているとお墨付きをもらった。
こんな思いもかけない偶然のきっかけからスタートしたのが、Malibu Vineyardsです。創業者であり、オーナーであるJim Palmer(ジム・パーマー)氏は、様々な不思議の連鎖からぶどう畑を始めようと考え、自ら学び、畑を耕し、世話をして育てたマリブ産のふどうで毎年、丹誠込めてワイン作りを行なっています。
マリブの海沿いから山道を上がった南向きの斜面は、ワイン用のぶどう作りに大変適した環境なのだそうです。粘土質で火山岩とミネラルを多く含んだ土と、海抜1200mという標高や斜面の向きによる抜群の湿度と乾燥のバランス。そして年間を通して降り注ぐカリフォルニアの太陽が上質のぶどうを育ててくれるとのこと。Malibu Vineyardsでは日々丁寧な仕事で、高品質なぶどう生産を心掛けています。
数々の賞や称賛を得ているそのワインは、カベルネフラン、カベルネソーヴィニヨン、シラー、メルロー、サンジョベーゼ、シャルドネの6種類のぶどうから作られていて、すべて合わせても年間3500本程しか作ることができない大変希少なものです。
ここで誕生している“Malibu”ワイン。残念ながら現在は、Tra Di Noi、Angelini Osteria、Nobu、Bouchon等のマリブやビバリーヒルズの限られたレストランでしか味わう事ができません(ボトルで購入したい場合はマリブのPacific Coast Greenというオーガニックマーケットでのみ販売)。
ですが、7月にはPacific Coast Highway沿いに直営のテイスティングルームがオープンする予定です。マリブ産の様々な畑のワインが各種楽しめる内容になるとのことなので、楽しみですね。
ぜひぜひロサンゼルスを訪れた際にはトライしてみてください!きっと素敵な体験になること、間違いなしですよ。
今回もテイスティングをさせていただいた2本について、またまた素人ながらコメントさせていただきます!
2009 Cabernet Franc
カベルネソーヴィニヨンの父親的存在のぶどうから作られたワイン。
とても飲みやすく、どんな食事とも相性が良い印象です。色もとても美しい。ボトルから注ぎたての状態と少しだけ置いておいた後で、程よく風味の変化も感じられ、楽しんでいただける1本だと思います。
2009 Syrah
ベリーの風味がふぁ〜っと鼻に広がる、綺麗なヴェルヴェット色が特徴のワイン。
少し肌寒い日に、ゆっくりと味わいたいなと思いました。決して重くもなく、軽くもなく。よい塩梅のスパイシーさがあります。
Malibu Vineyards
テイスティングのお店はこちら。
MALIBU BEACH WINES
住所:22775 Pacific Coast Hwy, Malibu, Ca 90265.
http://malibuwines.com/