Qorretcolorage - コレカラージュ

彩り重ねるコレカラの人生
大人のハッピーエイジングメディア

あの人の休日

聖路加国際病院附属クリニック内科医
斎藤 奈津子さん

Text : Masami Watanabe
Photo : Kumiko Suzuki

今月から3回に渡ってお届けする連載「あの人の休日」。
コレカラージュの女性たちは、大きく分けて“陽子さん”と“月子さん”の2タイプに分かれると言えます。“陽子さん”は、日頃から多くの人とコミュニケーションを取り、かなり社交的で動的な生活を送っているタイプ。反対に“月子さん”は学問やデザイン、そしてパソコン仕事が中心であったりする、何かを深く追求し、己と向き合っているタイプ。それぞれに多忙で社会で活躍していますが、2つのタイプでは求める休日スタイルが違うこともあるのかもしれません。
そこで、仕事に、子育てに、遊びに、あらゆることにアクティブな彼女たちに、on/offの切り替え方法、とっておきの休日の過ごし方等、聞いてみたかったお休みの日の秘密を聞いてみました。

第1回目は、元ミス・ユニバースジャパンファイナリストで、現在は聖路加国際病院附属クリニックで内科医として活躍中の斎藤奈津子さんをゲストにお迎えしました。

holiday1a

Qorretcolorage(以下、QC): 奈津子先生は、まさしく才色兼備!そもそも、ご自身は陽子さんタイプ?それとも月子さんタイプのどちらだと思いますか?

斎藤奈津子さん(以下、敬称略):私は内科医ですが、健康診断を担当する予防内科になります。毎日、平均100人以上の新規の患者さんに会い、コミュニケーションをとっているので、“陽子さん”ですね。良くも、悪くも、人の「気」をたくさんもらいます。

QC:病院に行って、こんな綺麗な先生が出てきたらみんなびっくりしてしまいますね(笑)。

斎藤:仕事場では基本的にはモノトーンしか着ないのでかなり地味ですよ(笑)。一応スカートをはくようにはしていますが、上から白衣を着ますしね。

holiday1b

QC:毎週、お休みはあるのでしょうか?いつもの休日はどんなことをしているのですか?

斎藤:私の働く科は、当直や救急もありませんので基本的には定時で終わります。休みもある程度はきちんと取ることができています。普段の休日は娘と過ごしたり、(医学系の)セミナー等に出席して勉強していることが多いですね。この仕事はどんどん進化して行くからインプットが大切。どうしても休日にそういう時間を作らざるを得ません。日常、多くの患者さんと接して気疲れをするので休みの日くらいはゆっくりしたいと思いつつ、いざ時間ができるとそうはできない性分で、案外予定を入れてしまいます(笑)。

QC:そうなんですね。タフ!(笑)。休日もアクティブな奈津子先生は、いつ休んでいるんですか?オンとオフの切り替えはどうやっているのでしょう?

斎藤:予定を詰め込みがちな私も、2〜3ヶ月に1度は連休を使って郊外の温泉へショートトリップを楽しんだりして気分転換をしています。そういうときは、思いっきりゆっくりする。温泉に入って、エステやマッサージを受けて、よく眠って、静かにひたすらリラックスします。

QC:温泉、いいですね。夏休み、冬休み等の長期の休暇は取っていらっしゃるのかしら?

斎藤:年に1~2回は1週間単位で旅に出ます。この長期の旅行もただただのんびりする!が定番。行き先は海外が多いですね。基本的には暖かくて、ビーチかプールがあるところを選びます。ポカポカ陽気の下で、ゆったりと過ごす・・・私にとって極上の時間です。特に年末年始は絶対に南の島に行くと決めていますね。

holiday1d

QC:山よりも海派なのですね?

斎藤:子供の頃、実家の両親は山が好きだったので、家族旅行はほとんど山に出かけていました。その反動かな(笑)。今では長期休暇は必ずと言っていいほどビーチリゾートを選んでいます。ハワイとかLAは特にリピート率の高い旅先。いつ行っても楽しい!

QC:次の休みはどこに行きたい?いつかは行ってみたい旅先はありますか?

斎藤:次はね、モルディブ!年内に行くことを実はもう決めているんです。200年以内に沈んでなくなってしまう・・・と言われていますから、いつかは必ず行きたいと思っていました。今からすごく楽しみ。あとはクルーズの旅に出てみたい。

QC:わ、素敵!では、もうすぐ夢がひとつ叶うのですね。
クルーズの経験は?どんなイメージを持っていますか?

斎藤:クルーズは以前からずっと興味があるのですが、未経験です。今、ものすごく気になる旅のひとつなので、モルディブの次の休みでぜひ検討したいと思っています。だって、子供と一緒に家族で乗船しても、母と娘と私の親子3代で乗船しても、いろんなシチュエーションで楽しめそう。食事もアクティビティもバラエティ豊かと聞きますし、私の大好きなプールもスパ(エステ)もあるでしょう。開放感のある空間で過ごすイメージがあって、よい気分転換に繋がりそうな期待感があります。すごく体験してみたい。

QC:ご両親と、お子さんやご主人と、違うジェネレーションでバカンスを楽しみたい時にはクルーズは最適な旅のスタイルかもしれませんね。ゆっくりも、活動的にも、お好みの過ごし方を楽しめますからね。ところで、奈津子さんが旅に必ず持って行くものは何ですか?旅の必需品はありますか?

斎藤:サングラス、マッサージオイル、あとはおかき(お煎餅)かな。

holiday1c

QC:前者2つはわかる気がします・・・。おかき?お煎餅好きなの?

斎藤:あはは。海外に出ると私はできるだけ現地の人たちとコミュニケーションを取りたいと思うタイプで、そう心がけているのだけれど、そんな時におかきはコミュニケーションのきっかけを作ってくれるんです。例えばね、私がおかきを食べていると「何、それ?」と聞かれるところから会話が生まれる。あるいは、現地の人におかきをどうぞと勧めてみるとそこから会話や笑顔が出る。実はすごいんですよ、おかきって!(笑)。

QC:なるほど〜。それ、いいですね。

斎藤:でしょう。あとはね、金平糖も結構よいですよ(笑)。

QC:素敵なサングラスはラン用かな?オイルは、どんな風に使うのかしら?

斎藤:サングラスは旅先でみつけたクリスチャン・ディオールのもの。フィット感が自分に合っていて、ものすごくかけ心地がいいので最近の旅には必需品。WELEDAのマッサージオイルは、疲労を緩和してくれる優れもの。夜、足のマッサージをしたり、旅先で軽く走ったり、運動をすることもあるので持って行きます。

holiday1e

QC:旅のファッションとか、奈津子式の旅スタイルを教えてください。

斎藤:日常生活では仕事柄、モノトーンを多く着ていますが、旅先ではカラフルな“色”を取り入れて着ています。最初は無意識にそうしていましたけれど、最近では意識的に、旅先では積極的にファッションやメイクをカラフルにしていますね。そうすることで、よい気分転換にもなるし、オンとオフの切り替えにもなりますから。そういう意味では、バカンスの前にはアイカラーやリップ等、メイクアップグッズの新色を買い足しますね。普段、仕事の日にはつけないような色にあえてチャレンジしたりして、お休み気分を盛り上げる。モルディブに行く前にもきっと買っちゃいます(笑)。

QC:色で遊ぶ、色で気分を切り替えるって素敵ですね。すぐに取り入れられそう!

斎藤:そう。いつもの休日にもすぐに実践できるのでオススメです。あとは、やっぱり体を動かして汗を流すと気分もスッキリするので、ジムに通って毎週適度な運動はするように心がけていますね。疲れやストレスは貯めすぎるとよくないですから、日頃からちょっとずつ気分の切り替えとストレス解消はするようにしましょうね。これって、案外できるようでできていない人が多いんです。

QC:本当にそうですね。何でも毎日コツコツと・・・ですね。
最後に、今までに人生を変えた旅の経験は?最も印象に残っている旅のエピソードを教えてください。

斎藤:私は旅に行く時は、かなりしっかり段取りをとってから出かけるタイプなんですけれど、あとにも先にも1回だけ何も決めずに行き当たりばったりの旅に出たことがあって・・・。そのときのドキドキ感と発見が自分にとって、とても新鮮だったので今でも時々思い出します。

QC:行き先は?

斎藤:ドイツ旅行でした。オーストリアの国境からドイツ南部を巡りましたが、素晴らしかった!たまたま同行した友人がその地域に詳しかったので成立した旅でしたけれど、宿も訪れる先や旅の行程もその場で知る・・・という自分ではありえないことだらけの旅がものすごく刺激的だったんですよね。すべてをきっちりと決めて行かなくてもなんとかなるし、ちゃんとワクワクとハプニングを楽しめる自分がいることが大きな発見でした。知らない土地を発見する楽しみと同時に、新しい自分をみつけた旅になったという意味では人生を変えたかもしれません。

QC:旅は様々なこととの出逢いがあり、新しいことを知る素敵な時間ですから、それぞれの人生に影響を与えることは多々ありますよね。奈津子先生の休日を伺って、あらためてそう思いました。
やっぱり定期的に旅に出て、いろんな出逢いと体験を楽しみたいものですね。

斎藤奈津子さんに聞きました

船上でしたい7つのこと

1) プールでのんびり過ごしたい
2) 夜の船上デッキでゆっくり、のんびり星空を楽しみたい
3) 朝からシャンパーニュ!美味しく食べて、飲んで、リラックスしたい
4) キャプテン主催のパーティを楽しみたい
5) テニスやランなど、スポーツを楽しみたい
6) エステで極上リラクゼーションの時間を過ごしたい
7) ドルフィンウォッチング

プリンセス・クルーズでは、船上で様々なお客様のニーズに応えるべく、アクティビティが多種多様に用意されています。その中から今回、コレカラージュの“陽子さん”と“月子さん”にお勧めしたいのは、船上での非日常体験!

For 陽子さんタイプ

Movies Under The Stars〜満天の星空の下で、映画を楽しむ〜
日が暮れると船上デッキは、海に浮かぶ屋外シアターに大変身!
ゆっくりと上映作品と星空をお楽しみ頂けます。海の上で見る日の出、日暮れ(ゆうやけ)・・・空は格別です。とりわけ、満天の星空は贅沢の極み。おひとりでも、大切なご家族や友人と一緒でも、素敵な夜のひとときをお約束します。
最高にリラックスの夜をすべての陽子さんたちに。

typeYoko

For 月子さんタイプ

キャプテン主催の船上パーティ〜華やかな社交のセカイで極上の一夜を〜
映画『タイタニック』をご覧になった方は多いかと思います。まさに、ディカプリオが登場しそうな船上パーティをキャプテンが主催。思いっきりお洒落をして、フォーマルで艶やかな夜をお楽しみ頂けます。クルーズならではの、夢の時間があなたの旅を印象的に彩ることでしょう。
華やかなアガる夜をすべての月子さんたちに。

typeTsukiko

logoPC

斎藤 奈津子
Natsuko Saito
聖路加国際病院附属クリニック内科医
内科医、医学博士。元ミスユニバースジャパン ファイナリスト、1児の母。
幼少時より家庭、プライベートや仕事を両立する女性たちに魅了され、その女性たちに役立つ仕事がしたいと考えるようになり、内科医の父の影響で自らも医師を目指す。日々診断、治療、患者教育をしていくうえで、健康に年齢を重ねて生きていくことがその人に与える幸福とそのための予防医療の大切さを実感する。
現在は人間ドック施設で勤務しながら、自分の身体をよく知って健康増進していくことや予防医学の情報を様々なメディアを通して発信している。