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OTONA VOYAGE いつだって旅は楽しい!
一流とふれあう大人旅 in Bangkok
贅沢なステイを伝説のホテルで

Text : Kazumi Serizawa

旅に出たとき、アクティブに観光スポットを巡るのも楽しいけれど、ホテルそのものを満喫するのも、贅沢な旅のスタイル。ただ豪華というだけではなく、歴史と伝説を擁するホテルなら、滞在そのものが記憶に残る旅となります。そんな格別なホテルのひとつが、1876年創業の「マンダリン オリエンタル バンコク」。このホテルの歴史そのものがタイの近代史であるといっても過言ではありません。館内に一歩足を踏み入れたその瞬間から、“オリエンタルマジック”の世界へと誘われます。

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創業して138年。チャオプラヤ川沿いに伝説を刻み続けるホテル。

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ほんのりと南国の花が香るロビー。到着時には、オーキッドの花輪ブレスレットで歓迎されます。

138年間に刻んだ歴史が彩る独特の空間

このホテルを特別な存在にしているのは、長い歴史に恥じない、手厚いホスピタリティー。すべてのゲストに専属のバトラーがつき、スタッフは、ゲストの名前と顔を記憶しているので、何かをリクエストしたり廊下ですれ違ったときなど、常に名前で呼びかけてくれます。外出する際には、エレベーターホールに待機するスタッフがさりげなくエレベーターのボタンを押し、「素敵な一日を」と挨拶。

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左:各ゲストルームには専従のバトラーが。右:ゲストのフルネームを金箔押ししたレターセットも部屋に用意されています。

世界中の作家が執筆活動をした「オーサーズ・ウイング」

世界中の作家がインスピレーションを求めて滞在したこのホテル。これまで、サマセット・モームやジョゼフ・コンラッド、三島由紀夫など、名だたる作家に愛されてきました。オリジナルの建物でもあるオーサーズ・ウイングには、長期滞在し執筆活動をしたサマセット・モーム、ノエル・カワード、ジェームズ・ミッチェナーの名を冠する3室のスイートも。各部屋にはそれぞれ異なるデザインが施されています。

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別棟にあるオーサーズ・ウイング。その中に一歩足を踏み入れると、まるで古きよき時代にタイムスリップしてしまったかのような感覚に。

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「サマセット・モーム・スイート」。広々としたベッドルームはオリエンタルレッドにまとめられ、優雅な雰囲気。

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オーサーズ・ウイングにあるリーディングルーム。ホテルを愛した作家たちの写真が壁に飾られ、彼らの著書も収蔵されています。そのなかには、三島由紀夫の作品『豊穣の海』も。ゲストは、ソファにゆったりと座って読書をすることも可能です。

至極のゲストルームで過ごす時間をいつくしむ

客室は、一番小さいスーペリアルームでも40㎡と広々。358室ある客室のほとんどから、目の前を流れるチャオプラヤ川の眺望を楽しむことができます。部屋に用意される南国のフルーツや花も、手書きのメッセージとともに新しいものを毎日用意。老舗ホテルとはいえ、高速インターネットや最新のオーディオシステムが完備され、デスクまわりも機能的で居心地は満点です。

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チーク材の家具やシルクのファブリックなど、タイの伝統を取り入れたデラックスルーム。

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タイのシルク王、ジム・トンプソンの名を冠したスイートルーム。

名だたるダイニングで食を愉しむ

ダイニングはぜんぶで9軒。高級フレンチから、伝統的な建物の中で古典舞踊を鑑賞しながら味わうタイキュイジーヌ、フレッシュなシーフードのレストラン、チャオプラヤ川を望むテラスレストランなど、いずれもバンコクを代表するダイニングとして名を馳せています。

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ランチはビュッフェ、夜はアラカルトで楽しめるシーフードレストラン「ロードジム」。フレッシュやスチーム、グリルなどあらゆる料理法のシーフードのほか、フォアグラもビュッフェに並びます。

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オーサーズ・ウイングのラウンジで行われるアフタヌーンティーでは、タイの伝統的なスイーツをアレンジしたお菓子や軽食が並びます。クラシカルな雰囲気とともに味わいたい贅沢な時間。

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チャオプラヤ川をのぞむレストラン、「チャオテラス」。夜はバーベキュービュッフェが人気。

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チャイニーズレストラン「チャイナハウス」は、1920年代の上海をイメージした内装。高級食材を惜しみなく使った手作りの点心が絶品です。

ホリスティックなスパで至極の世界へ

マンダリンのスパといえば、中医学医師とアロマセラピストが、陰陽五行説に基づき7年の歳月をかけて開発したトリートメント、「マンダリン オリエンタル シグネチャー スパ セラピー」が有名。その他、オイルを使用しないタイ伝統古式マッサージや本格的なアーユルベーダなど、タイのマンダリンならではのメニューも充実しています。また、ここでは毎朝、ヨガセッションも開催。早起きして参加すれば、最高の1日の始まりを迎えられそうです。

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ホテル棟と川を挟んで対岸にある「オリエンタル・スパ」へは、専用のボートで約2分。船に揺られるわずかな時間も、心身のスイッチをオフへとシフトさせます。建物は、タイの伝統家屋を再現したもの。

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タイの伝統をモチーフにした内装が施されたスパの中。シャワーやドレッサーを備えたトリートメントルームでは、施術から身支度までゆったりと行うことができます。さらに、スイートには、プライベートのスチーム設備やヒートスクラブベッドを完備。

クッキングスクールでタイの伝統料理作りにチャレンジ

ローカルのカルチャーを体験してみたいという人におすすめのプログラムが、ホテルが主催している料理教室。シェフでもあるインストラクターの指導のもと、伝統的な料理にチャレンジします。ハーブやスパイスの説明から料理にまつわる逸話まで、インストラクターの説明にも興味津々。その国の文化を実際に体験すれば、いつもと違った旅になりそうです。

次のお休みは、心の贅沢を味わえる一流に触れる旅に出てみませんか?

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丁寧な実演の後、自分で料理にチャレンジ。オリジナルのエプロンやレシピ付き。

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この日のメニューは、パッタイやハーブ入りチキンスープなど4種類。日替わりでメニューが変わるので、連泊して通うゲストもいるのだそう。

マンダリン オリエンタル バンコク
住所 48 Oriental Avenue, Bangkok 10500, Thailand
電話番号 +66 (2) 659 9000
http://www.mandarinoriental.co.jp/bangkok/

日本での予約・問い合わせ先
マンダリン オリエンタル ホテル グループ 日本リザベーションオフィス
フリーダイヤル 00531-650-487