こんにちは。温泉王子、通称「温泉くん」こと小松 歩(こまつ あゆむ)です。
今回ご紹介する温泉は、岩手県雫石町の「国見温泉」です。
岩手と秋田の県境付近、駒ヶ岳に湧く「国見温泉」。青森、秋田、岩手にまたがる、十和田八幡平国立公園の最南端に位置し、大自然をバックにする温泉地です。標高880メートルの山腹、ブナの原生林やクマザサの生い茂る山の中にあります。
温泉地までは、鉄道や路線バス等の公共交通機関はなく、最寄の新幹線・雫石駅から、タクシーで20分ほど。車であれば、盛岡市街から約1時間で行けますが、少々アクセスが悪いのは秘湯の条件。文明とは一線を画した、山の大自然を堪能できます。そんな東北の山の中なので、毎年11月中旬から5月の初旬まで冬期休業しています。冬場は営業できないほど雪深く、大自然の息吹が強いエリアです。
江戸時代の開湯から200年以上の古い歴史があり、当時は南部藩の湯治場として栄えたそうです。現在は、2軒の旅館と1軒の日帰り温泉施設のみが存在する小さな温泉地ですが、観光客・湯治客のほか、温泉地から秋田駒ケ岳への登山ルートが人気のコースになっていることもあり、シーズンには多くの登山客で賑わいます。
国見温泉の人気の秘密はやっぱり温泉!
ここは美しいエメラルドグリーンのお湯が特長。全国的にも珍しい湯色の温泉は、どのお風呂も鮮やかで、目の保養にピッタリです。その鮮やかさは、まるで宝石のよう。露天風呂は、お山の大自然と相まって、絵画のような景色を作り出しています。
このエメラルドグリーンのお湯は、美しいだけでなく効能も抜群。泉質は、含硫黄/ナトリウム/炭酸水素塩泉。ガッツリ硫黄の香りと石油のような油臭があり、ツルツル感とキシキシ感の共存する肌触りで、湯上りはお肌スベスベサラサラで、とても爽快感があります。昔からお肌のトラブルには良く効くと評判なんだそうです。また、飲泉することも可能で、飲むと胃腸に良く効くことから、昔から「薬師の湯」と呼ばれ、親しまれていたそうです。しかし、その味は強烈…苦くて渋くて、まるで胃腸薬の「正露丸」をお湯溶かして飲んでいるような味でした。「良薬口に苦し」…とても身体に効きそうな味でした。
そんなエメラルドグリーンのお湯をご家庭でも!
僕が使っているのはコレです↓
エメラルドグリーンの鮮やかなお湯と、有効成分のニンニクはまさに「薬師の湯」です!
国見温泉は、岩手の山菜、肉や魚にこだわった、地産地消の食事も魅力。派手さはないですが、素材本来の味が活きている贅沢な食材で、身体の中から元気になれます。