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温泉くん

伊豆大島の温泉

Text : Ayumu Komatsu

こんにちは。温泉王子、通称「温泉くん」こと小松 歩(こまつ あゆむ)です。
今回ご紹介する温泉は、東京都の離島「伊豆大島の温泉」です。

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伊豆諸島最大の島である伊豆大島。ダイビングや、釣り、海水浴、シュノーケリングといった海の遊びから、ハイキングなどの山の遊びまで、島の大自然を相手にした、本格的なアウトドアが気軽にできちゃう雄大な島です。

伊豆諸島の中では本州から最も近く、アクセスも抜群です。東京・竹芝から大型フェリーで6~8時間ほど。高速ジェット船なら、なんと1時間45分!調布からの飛行機なら25分で着いちゃいます。金曜の夜発のフェリーで島に向かい、土曜の夕方、高速ジェット船で帰ってくる…そんな弾丸ツアーも容易にできちゃいます。

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数多くの噴火の記録が残っている伊豆大島。1986年、全島民が避難した三原山の噴火も記憶に新しいところ。そんな活火山の島だけに、温泉もいたるところに湧いています。噴火をきっかけに、井戸だったところから温泉が湧くようになった、という逸話を持つ旅館もあるのだとか。島内観光のひとつに、温泉めぐりをする観光客も多く、僕みたいに温泉目当てに島を訪れる人もたくさんいるそうです(笑)。

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湯量も豊富なため、温泉通をうならせる「源泉かけ流し」で、温泉を提供している施設もたくさん!23区等の東京都心部ではめったにお目にかかれない、かけ流しの良質な温泉が、同じ東京都内で堪能できます。

せっかく伊豆大島に来たなら、景色を楽しめる露天風呂がおすすめ。今回は海と山、2つの露天風呂をご紹介します。

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まずは、海沿いにある「元町 浜の湯」。フェリーの発着する元町港から歩いて5分のところにあります。太平洋の絶景を眺める、大パノラマの露天風呂です。水着着用での混浴のため、カップルや友達同士、夫婦や家族、みんなでほっこり湯浴みを楽しめます。もちろん、お湯は源泉かけ流し。無色透明で、程よくしょっぱい食塩泉が、島で遊び疲れた身体を癒してくれます。

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山のおすすめは、三原山の荒涼な大地にポツンと建つ一軒宿「三原山温泉 大島温泉ホテル」。島内最大のホテルで、年季の入った鉄筋コンクリートの茶色の外観は、雄大な三原山の景色とマッチし、とても雰囲気があります。男女別になっている大浴場は、それぞれ内湯と露天風呂がありますが、メインはやはり露天風呂。広大な原生林越しに望む三原山の眺めは、ここでしか味わえない絶景です!まるで海外にでも来たかのような、不思議な感覚になれることでしょう。ほんのり黄茶褐色のお湯は、しっとりやさしく肌を包み込んでくれ、湯上りはすべすべもちもち肌を実感できます。そして、こちらも源泉かけ流し。良質なお湯と、絶景を一度に堪能でき、伊豆大島の魅力を独り占めできます。

そんな伊豆大島の温泉をご家庭でも!
僕が使っているのはコレです↓
『伊豆海塩バスソルト』

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三原山の噴火で、ミネラルをたっぷり含んだ伊豆大島の海塩を使用した入浴剤です!

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伊豆大島は食も魅力!島特産の椿油を使用した「椿フォンデュ」や、地魚を唐辛子醤油で漬け込んだ「べっこう」、伊豆諸島名物「くさや」等々、どれも絶品です。湯上りに島の焼酎と、とも食せば、もう伊豆大島の虜になっています。

小松 歩
Ayumu Komatsu
1987年東京生まれ。大学の4年間を北海道で過ごし、その間に生死を彷徨う交通事故の後遺症治療で湯治を体験し、温泉に目覚める。
今では全国で1,100ヶ所以上の温泉に入り、今春には3年間努めたハウスメーカーを退職し、日々、温泉の研究に励みながら「温泉くん/温泉王子」として執筆活動をスタート。
連載に燃えています!