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セカイ通信 SYDNEY

冬の夜を彩る Vivid Sydney

Text : Mako

例年に比べ寒さが厳しい今年のシドニー。先日、近所を散歩していると住宅街の庭先に真っ赤な花をつけた木をみつけました。

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こんな寒い時期に何の花かな?と思い近づいてみると、それはポインセチアの木でした。

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こんなに大きくなるとはビックリです。

シドニーはお店が閉まる時間が早く、夜に出かける場所があまりありません。夏場は19時を過ぎても明るいので屋外で遊べるのですが、冬は日照時間も短く夜が長い。さらに「シドニーってなんとなく一年中暖かい」というイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、冬になると寒がりの私はヒートテックにダウンコートが必需品です。でも澄んだ空気と夜空の美しい冬場のシドニーには、この季節にしか味わえない魅力がいっぱい♪今回はそんな冬の夜を壮大に彩る「光と音の祭典」Vivid Sydneyについてお話しましょう。

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Vivid Sydneyは今年で7年目を迎える祭典。国内外の一流アーティストやクリエーターたちが、光と音とアイディアを駆使してシドニーの夜を華麗に演出します。18時から夜中まで、世界遺産のオペラハウスやハーバーブリッジなどがさまざまなテーマのプロジェクトマッピングやイルミネーションで彩られ、街全体が幻想的なムードに染まります。普段はひっそりとしている夜の街もこの時ばかりは遅くまで多くの人で賑わうのです。

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触れるとさまざまな音がする不思議なオブジェ

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歴史的建造物もピンク色にライトアップ

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Vivid Sydneyの期間中は、1時間半くらいのカジュアルなものからディナーを楽しめる豪華なものまでさまざまなクルーズ船が運行します。私たちはワンドリンク付きのクルーズを予約し19時の出航に向けて電車に乗り、久しぶりにシティーに向かいました。

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乗船率70%くらいでゆったりとしていい感じ

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ワインは最初に一気飲み。ホロ酔いで出航です!

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クルーズ船も電飾でオシャレしています。

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賑やかなダーリングハーバーをでるとしばらく暗い海上を進み、見えてきたのがハーバーブリッジ。イルミネーションがとっても綺麗!

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クルーズ船は一気にオペラハウスの目の前まで進みます。ヨットの帆とも大きな貝のシルエットともいわれる世界遺産のオペラハウス。いつもは白一色の外壁がこの時ばかりはカラフルに。ミュージックに合わせてさまざまな映像が浮かび上がるその様子はまさに壮観!

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シティーのビル街もご覧の通り虹色に。同性愛者のシンボルとされているレインボーカラー。セクシャルマイノリティーにやさしい都市と言われているシドニーらしい粋な演出ですね。

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飲み込まれそうな大きな口のゲートは見るたびにざわざわする・・・。

シドニー湾をぐるりと周り対岸のキリビリ方面に向かいます。浅草の花やしきのような古き良き時代風?の遊園地・ルナパークが見えてきました。

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あっという間のクルーズでした。ヘロヘロになった息子を連れて電車で帰路に。・・・でもまだ光の祭典は続きます。シティーから北に向かい電車で約15分のところにあるChatswoodは私の家の最寄駅。じつはここでもVivid Chatswood という光の祭典が催されています。

駅の構内で迎えてくれた巨大なクラゲ。青いライトに照らされて歩くと、まるで海底散歩をしている気分♪

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ユニークな海の生き物たちに導かれ、目指すはコンコース広場。いつもの見慣れたご近所の風景も今日はちょっと違います。

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シドニーは東京に比べると街灯も少なくネオンなどの人工的な光があまりありません。そのせいか、今まで東京で見たことのあるどのプロジェクトマッピングやイルミネーションよりも、Vivid Sydneyのそれは美しく鮮やかに脳裏に焼き付きました。
光のもつ不思議なパワーとその美しさに酔いしれた夜でした☆

=おまけ=
冬のシドニーの風物詩、みかん狩りに行ってきました!
種がなくとっても甘くてジューシーな「サツマ」はこちらでも大・人・気。早く行かないと無くなっちゃうんです。

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マコ
Mako
ライター、翻訳業。東京生まれ。ヨーロッパ、中東での生活を経て現在シドニー在住。マダム風に肌を小麦色に焼くか、美白をキープするかが目下最大の悩み。趣味:旅行、料理、アウトドアスポーツ