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EVENT REPORT

エンリコ・クローラ
魅惑のピエモンテワインを先取り!

Text : Hiroyo Kitamura
Photo : Hiroyo Kitamura, Masami Watanabe

広尾のINSOLITE BEAUTE Terraceでは、月1回のTerrace Marcheをはじめ、趣向を凝らしたイベントを色々と行っています。

今回リポートするのは、2016年4月下旬に行われたスペシャルなワイン会の模様です。
5月に日本で本格的な流通が始まる北イタリア・ピエモンテのワイナリー“Enrico Crola(エンリコ クローラ)”のワインを少しだけ早く試飲して頂こう!というイベント。
試飲と言っても皆様に出来るだけ堪能して頂くために、人数を40名と限定し、日本初上陸のワインをじっくり味わって頂きました。

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イタリアから2種類のボトルを持って、オーナーのエンリコ氏自ら来日。

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北イタリア・ピエモンテ州にあるノバラという場所で2006年にエンリコ氏が設立したワイナリーです。イタリアには歴史のあるワイナリーが多い中、とても難しいチャレンジではありますが、美味しいワインを作るという信念と情熱を持って取り組んでいます。

葡萄の品種はネッビオーロ100%。
イタリア北部で生産されている黒ブドウの品種です。北の地域はネッビオーロに適した気候と土壌の硬さなのだそう。イタリアで初めてワイナリーが出来たのも、ここノバラでネッビオーロのワインだったのだそうです。
ネッビオーロは日本語で“霧”という意味だそうで、毎年9月中旬から10月にかけて霧が出た時に収穫を始める習慣があるんですって。

それでは、先ずはスプマンテから試飲してみましょう。

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【アレ ロゼ】millesimato
標高の高いピエモンテ州で、ネッビオーロを使ってスプマンテを作った初めてのワイナリーがエンリコ クローラです。フランスのシャンパン地方で用いられているシャンパン製法を取り入れていて、24ヶ月間ボトルの中で寝かせて作られています。
香りは濃厚で口の中に心地よい爽やかさが広がります。仄かな甘みも女性好み。
少しオレンジがかった色にも特徴があります。アレ ロゼという名前は“オレンジのバラ”という意味だそう。エンリコ氏の奥様がお好きな花で、ネピオーラの畑には幸運が訪れます様にと、験担ぎで1列目には必ずオレンジのバラを植えているそうなんです。とっても素敵なお話し。ボトルにもバラのシンボルマークが施されています。
また、ネッビオーロはブドウ品種の中では「3大アンチエージング」として、美容効果も高いと言われているのだそうです。これはオトナには嬉しいですね。

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エンリコ氏が1人1人の皆さんにワインを注いでくれました。

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ワインと共に、パルマにあるシモニーニの24ヶ月熟成のプロシュートを。
標高600mで作られた生ハムはイタリアでも希少なものなんですって。
コクがあって香り高くエンリコ氏のワインにぴったり!

そしてチーズも24ヶ月間成熟されたパルメジャーノを持ってきてくれました。
こちらも食べたことないくらい濃厚な味わいのチーズ。
生ハムとチーズと最高のワインと、皆の顔にどんどん笑顔が広がっていきます。

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美味しそうなアペタイザーも盛りだくさんです。
ひと口アペタイザーにペンネにサンドイッチと…ワインが進んじゃいます。

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それから各テーブルに花を添えてくれたのが長崎の裏路地Caféのポップコーンたち。
長崎ならではのフレーバーをはじめ、ローズやチーズなどのワインに合うものを皆さんに試食して頂きました。
え!どんな味なの?って試したくなるようなフレーバーのポップコーンまで、本当にたくさんの種類があります。オーナーの藤原さんもとてもチャーミングな方で、ポップコーンと共に華やかに。

さてさて、2杯目は赤ワインの登場です。

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【ジュリア2010 ノバラの丘D.O.C】
種を蒔いてワインが出来るまで3年かかるそうです。2006年に種を蒔き、初めてのボトルは2009年に出来上がりました。その年にお子さんが誕生したそうなのですが、不幸な事に産まれて1日で天国に召されてしまいました。同じ年に生まれたワインに彼女と同じ名前“ジュリア”と名付けたそうなんです。ジュリアの夢は永遠に残っていく…と願いを込めて。

柑橘系のような、さっぱりした味わいの中に奥行きのある深み。肉料理だけでなく、魚料理にもぴったり合いそうな、そんなフレッシュ感があります。
エンリコ氏が美味しい飲み方を教えてくれました。6年間寝かせてあるので、グラスにもよりますが蓋を開けて注いでから2,3分は置いてほしいそうです。すると香りが開き、より深い味わいに変わるのだそう。
それから本当に適した飲み方は、ボトルを開けた後そのままにしておき、翌日に飲む!だそうです。日本とはワイン文化が違うので、日本人には驚きの方法ですが、1番美味しい飲み方なんですって。ぜひ試してみたいです!

素敵なお話しをたくさん聞いて、3杯目はそれぞれ気に入って頂けた1杯をもう一度♪

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皆さん同じテーブルやお隣同士で楽しく会話されていて、笑顔が多かったのが印象的でした。また新しいご縁が繋がっていましたら嬉しく思います。

エンリコ氏の愛情いっぱいのワイン。
ご本人にエピソードを聞きながら飲むワインの美味しさは、ひとしおでした。
5月から日本でも手に入る様になるので、ボトルに出逢う度に、乾杯する度に、思い出して頂けたら幸いです。
イタリアのエンリコ氏のワイナリーはミラノから車で20~30分の所にあり、9月〜10月に試飲会ツアーを企画しているそうなので、旅の間に訪れるのも素敵ですね。
ご興味のある方は是非!

どのお席からも楽しい笑い声が聞こえてきて、ワイン会も大成功!!
これからも楽しいイベントが続きますのでお気軽に足を運んで下さいね。

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このイベントの1週間ほど前に熊本の地震が発生してしまい、そこで急遽、イベントの参加費の一部と当日皆様から頂いた寄付金を義援金として熊本に送らせて頂きました。 ご協力して下さった皆様、有難うございました。
4月25日に50,000円をお振込みいたしました。詳細はFacebookでもご紹介しています。

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