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『似合う』があるハッピーライフ

初夏のパール

皆様、こんにちは。骨格スタイルアドバイザーの中島はるみです。
日差しもどんどん高くなり、日毎に初夏の爽快感が増してきましたね。出会いと別れの春を越えて、行楽に繰り出す機会も何かと多いのではないでしょうか?

今回のテーマは、初夏の装いに華やかさを添えてくれる「パール」のアクセサリーです。冠婚葬祭のアイテムだと思っていた若かりし頃は、ほとんど使用せずに、留め金部分が錆びてしまった・・・なんていう事もありました。今ではデニムとTシャツに合わせたり、パールの形にこだわってみたりして、いつものカジュアルな装いに、ひと味華やかさを添える万能アイテムとして重宝しています。

皆さんは、お買いものをする際に、何処にポイントを置いてアクセサリーを選んでいますか?

デザイン?
色?

長さにこだわったりしますか?

ここでも骨格タイプの違いによって、“似合う”が違うんです。

私の骨格タイプは「ナチュラル」。長さやボリュームを出すことでスタイルアップするタイプなので、ロングネックレスがベストマッチです。選ぶ長さは、おへその辺りまでの120センチ、そして、ショートネックレスを選びたいときにはボリュームのある物を選びます。

「はるみさんは、身長が高いからおへその長さでもいいんじゃないの?」とよく言われますが、このメソッドはVOL.2でもお伝えしましたが、身長、体重、年齢、性別は関係がありません。10センチ以上の身長差があっても、「ナチュラル」の方には、おへその辺りまでのロングネックレスがバランス的に良いのです。なんとも不思議ですよね。

ちょっと3タイプの特徴を見てまいりましょう。

ストレート

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「ストレート」は上半身を見て頂くと分かりやすいのですが、立体感のあるボディーが特徴です。全体的にシンプルな方が美しいボディラインを引き立たせますので、胸元にVラインを作るようなアクセサリー使いをおススメしています。パールだと、例えば鳩尾あたりのロングネックレスが胸元を美しく見せる効果があるといえるでしょう。

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ウェーブ

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「ウェーブ」は3タイプを比較したときに、最もデコルテあたりに厚みがありません。短めにネックレスを付けることで、またボリュームを少し持たせることで、上半身に立体感を演出すると華やかな印象になり、より魅力的だといえます。パールだと、首元に少しじゃらっとするイメージのものを選ばれるとよいでしょう。

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ナチュラル

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「ナチュラル」は平面的なボディですね。肩幅がしっかりしていて平面的がゆえ、寂しい印象を与えがちです。前回お話したように、コートやジャケットと同様にネックレスも長めにして、バランスを取ると素敵です。120cmのロングなものを1本をお持ちになっていると様々なスタイリングで活用できるかと思います。

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自分の骨格タイプを知れば、アクセサリーを選ぶ際に自分をスタイルアップさせてくれる細かなポイントが分かるので、沢山あるジュエリーの中からでも選びやすくなります。

ほんのちょっとの長さの違いやボリューム感が実は大きく印象を変えることになるんですね。様々なデザインを試して比較をして頂くと、より自分にとっての“似合う”が見えてくると思います。アクセサリーをお買い求めの際には、是非、長さやボリューム感を比較してみて下さい。

そして、一番のポイント!!

「試着の際は、鏡でお顔だけを見ていてはいけません」

アクセサリー売り場のお顔だけが映る鏡だけに頼らず、できるだけ全身が見える鏡でご自身のトータルバランスを見てみてくださいね。

骨格スタイル分析は、近くで見た時のその方らしさは勿論のことですが、遠目に見た時のトータルバランスで、更に魅力を際立たせることが出来るメソッドです。

アクセサリーに限らず、靴の試着で足元だけ…、Yシャツの試着で襟元だけ…、パンツやスカートの試着でお腹やお尻周りだけ…、など、部分的に気になる所だけを見られる方が多いかと思いますが、それはNGです。是非、全身鏡で総合的に見て下さいませ。

最後に3つのタイプの似合うパール選びのポイントをまとめます。

「ストレート」

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ストレートタイプは、シンプルでベーシックなイメージ作りが得意です。ですので、シンプルな8ミリ以上の本真珠がお勧めです。あまり小さいとストレートタイプの方のリッチなボディや肌の質感に負けてしまいます。ロングならば、鳩尾あたりの長さがベストですが、それ以上の長さの場合はひと結びしてもいいですね。Vのラインをつくることもポイントと言えます。

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イヤリングもデザイン性のある物より、シンプルで揺れないものをお選びいただくと良いかと思います。

「ウェーブ」

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ウェーブタイプは、ソフトでエレガントなイメージ作りが得意です。ですので、ベビーパールや艶のある淡水パールなどがお勧め。又、粒が詰まっているより、多少粒との間隔があり、軽さを感じる物が良いかと思います。ジャラジャラッとした重ね付けも、華やかさが得意なウェーブタイプのイメージですが、その場合は小さな粒の集合体が素敵です。 ボリュームを持たせるにあたり画像の様に、透明なガラス素材が混じっていたり、異素材との組み合わせで、ボリューミーだけれど軽さが出るようなデザインを選ぶと、よりウェーブタイプの得意なエレガントなイメージになります。

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ゆらゆらと軽やかに揺れるデザインがお勧めです。

「ナチュラル」

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ナチュラルタイプは、カジュアルや無造作なイメージ作りが得意です。8ミリ以上の大きめな粒で、更におへそあたりまでの長さを出すとバランスが良いです。
普通の丸いパールよりもバロックパールのように不揃いな形で、風合いのある物や、コットンパールのようなカジュアル感がある物がお勧め。そして骨格がしっかりしているので、小さな粒よりも大きめな物、またデザイン性の高い物がお似合いになる傾向があります。

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縦長のフリンジイヤリングなどは、まさにこのタイプが得意とするデザインです。

それでは、又、来月にタイプ別の「似合う」を、題材を変えてご紹介していきますね。

画像協力:Balata concierge / Shumu

中島 はるみ
Harumi Nakajima
1964年神奈川県出身。1979年にキリンレモン6代目イメージガールとしてモデルデビュー。1983年よりファッションモデルとして活躍。多くのオートクチュールやハイファッションブランドの服に触れ、イッセイミヤケで念願のパリコレデビューも果たす。その後、結婚して引退したものの、7年のブランクを経て光文社の雑誌VERYで復帰。同じく光文社の雑誌MARTでは創刊号より専属モデルとして表紙、連載ページも担当。ファッションに関わり続けてきたキャリアをフルに活かし、現在は骨格スタイルアドバイザーとして第3のキャリアに邁進中。骨格に基づくメソッドで、体系別の「似合う」探しをサポートしています。
http://haruminakajima.com