Qorretcolorage - コレカラージュ

彩り重ねるコレカラの人生
大人のハッピーエイジングメディア

『似合う』があるハッピーライフ

祝 成人〜娘の振袖選び〜

Text : Harumi Nakajima

既に新年が明けて1ヶ月が過ぎましたが・・・
改めまして、あけましておめでとうございます。

今年は酉年ですね。
干支の考えでは酉の付く年は「運気もお客も取り込める」と考えられていて、「商売繁盛に繋がる」と言う、とてもハッピーな年らしいと聞いたことがあります。
皆様にも良い運気が回って来ますように!(笑)
私は今年も引き続き、自分自身の更なる成長を目標とし、様々なことに挑戦し続けたいと思っています。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

去年、実は「字手紙」に初挑戦してみました。
私は字を書くのが苦手で、お礼状にも一苦労でしたから。

これは娘の二十歳のお誕生日に渡した2枚です。
「ママが書いたの?」と半信半疑(笑)。
「ネ」=しめすへんのデザインをハートにしてみたり、配置を考えたりするのも楽しかったです。
今年は年賀状も筆書きで心を込めて頑張ってみました。

さて、今年は娘が成人を迎え、大人の仲間入りをしました。
前置きが長くなりましたが、今回は少し前の娘の着物選びの際のお話です。
1年も前から沢山のパンフレットが届き、どれも素敵で目移りしていました。
「ママ、私にはどんな柄が似合うの?」の言葉に、私も一緒になって真剣に選びました。
娘の骨格タイプはストレートタイプです。もともとはレンタルで考えていましたが、幸い3歳違いの次女もストレートタイプ。小物でアレンジすれば印象は変わりますから、同じ柄が似合うとなると、2人が気に入った着物を買うという選択肢もありかもしれない・・・
という事で選んだのがこちら。

この着物を選んだポイントは3つ。

① 白と赤の反対色ではっきりしたコントラスト。
② インパクトのある大きな柄。
③ なめらかな光沢感。

ストレートタイプの方はこのような大柄、メリハリのある色のコントラストがよく似合います。そして何より、素材はシルクが似合うので、白生地部分の光沢がシルク感をより一層感じやすく、かつ、白がお顔まわりに来ることで顔色が綺麗に見えたのも大きなポイントでした。

袖と前身ごろ、そして左胸に大きな椿が印象的な着物をみんなが気に入り、そこに黒とゴールドの帯を合わせたこともよいアクセントになったかと思います。
髪飾りも着物の柄に合わせた赤と白の大きめなお花をチョイス。
ストレートタイプは髪型もあまりふんわりさせないでキュッとタイトにまとめるほうがお勧めで、髪飾りも小さいものより大きなものがいいのです。

他のタイプですと、例えば、ウェーブタイプは細かい柄にふんわりヘアースタイル、ナチュラルタイプはボタニカル柄にヘアーはあまりピシッとまとめるより自然な感じにまとめると良いかと思います。

私がひとつ残念だったのが、娘の撮影に立ち会えなかった事。
写真選びの際に、なんで首をこんなに前に出しているのか、姿勢が悪くて折角の着物が台無しだと思う写真がちらほら。
撮影現場にはお付きの方がいらっしゃるのですが、着物の乱れにはとても注意を払って下さいますが、ポージングまでは見てくれません。
普段着なれない着物です。本人は姿勢まで気が回らず、笑顔を作るので精一杯なんでしょう。姿勢が悪く首が前に出てしまうと、襟が抜けたように見えてだらしなく見えてしまいます。お子様の撮影時には一言「首を前に出さないようにに気を付けてね」とアドバイスしてあげて下さいね。

来年、成人式を迎える娘さんがいらっしゃる方は今年に入ってからパンフレットが山のように届きますよ。ゆっくり時間をかけて、親子で話し合う良い機会が持てると思います。
沢山試着をする事に遠慮はいらないと思います。
究極の一枚を選んであげてくださいね!
それでは、また次回をお楽しみに〜

中島 はるみ
Harumi Nakajima
1964年神奈川県出身。1979年にキリンレモン6代目イメージガールとしてモデルデビュー。1983年よりファッションモデルとして活躍。多くのオートクチュールやハイファッションブランドの服に触れ、イッセイミヤケで念願のパリコレデビューも果たす。その後、結婚して引退したものの、7年のブランクを経て光文社の雑誌VERYで復帰。同じく光文社の雑誌MARTでは創刊号より専属モデルとして表紙、連載ページも担当。ファッションに関わり続けてきたキャリアをフルに活かし、現在は骨格スタイルアドバイザーとして第3のキャリアに邁進中。骨格に基づくメソッドで、体系別の「似合う」探しをサポートしています。
http://haruminakajima.com